菅野よう子がライブDVD(BD)をださない理由:後編

前回のエントリが“超時空七夕ソニックは映像集出す気ゼロ”って現状把握だったんだけれども、そもそも菅野よう子さんは今回のライブ、「銀河の果てからやって来ました感」を出すことすら無かった!!(言い切った^^;)
会場にいたうちの何人に共感できる話か分からないけれど、少なくとも私と連れの方の意見では「宇宙から来た最強バンドのツアー」という正体不明な威圧感よりは「私大系音楽研究会が一週間合宿しました!初めての発表会☆」を観ているような親近感を覚えてしまったというw

なんと失礼な話^^;
でも逆に考えるんだ!そこらへんの大学サークルが攻殻SACの「rise」の様な生身の人間が演奏するとは俄かに信じがたい楽曲を完璧に披露してるとしたらそれこそ驚愕でしょ?
これは公演回数の少なさや、シートベルツ自体がライブを前提とした集団じゃないことも関係してるだろうけど、根本として菅野よう子が、「サークル部長(女子大生)みたいな人」だからだと思う。

大学のサークル活動が音楽制作の原点という菅野よう子の来歴は有名。それも早稲田の古いとこだそうで、ここでかなり濃いキャンパスライフをおくったと同時に、意識の根底に「学生団体特有の泥臭さ・素人感覚」が刷り込みされてるはず。
なんで「刷り込み」なんて言葉を使ったかと言うと、菅野さんの性質として何でも最初に受け取ったことを全てだと思ってしまうことが「ヒヨコの刷り込み」によく似ているから。(最新のCONTINUEインタビューで自身が語っている)
トレードマークとしてヒヨコを使っているあたり何とも自覚的な性質らしいけれど、菅野よう子の中で多人数による制作活動やその発表という行為全てを大学生レベルの価値観で見てる(ように他者から感じられる)ことになったのではないか、という説。
これは菅野よう子が世に送り出す楽曲の完成度とは全く別次元の話で先のCONTINUEインタビュー(Vol.46)のやり取りがすごく象徴的だったんで引用。

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インタビュアー (大学サークルでの)バンドは面白かった?
菅野 面白かったです。人間模様が。音に関しては何も考えずに出来るんで、ストレスがないんです。人前で弾いても特に緊張も感じないし、自然で当たり前、日常のことという気がしてる。むしろバンドっていうもの−バンドっていう社会を経験したことがすごく大きい。メンバーを持ち上げたり、貶めたり、いろんなことがあって楽しいし怖いし刺激的。それはオーケストラも一緒なんですけど。
<<


世界有数のワルシャワフィルが学生バンドと同じwwww

つまるところ、菅野さんにとってあれらの神曲は演奏出来て当然のレベルで、むしろ集団活動によって悲喜こもごもする人間を見るのが楽しみであると!(字面的にはなんという創造主目線w)しかもその価値基準は女子大生モード全開の時から変わらない。客に販売するライブパンフレットに内輪むけのなが〜いサンクスコメントとか典型すぎるでしょ。

今回、どうにも演出その他がチープというか言ってしまえば素人っぽいまとめ方だった(無論、楽曲と演奏は神)のもキャルルンッ☆とした女子大生娘(スイーツとは違う)の視点と言われればあのアニメ声とも相まって私自身は何とも納得してしまった。

長くなってしまったけれど、菅野よう子にとってはライブの受け手である私たちもスポンサーも結局は、サークル発表会に呼ばれてお気に入りのあの子を物色してるような「楽しい人々」にしか過ぎないわけで。「げへへ、ガブリエラたん★初めての歌声まぁじでかわいかったよ!後で記録したDVD焼いてね(グヒヒ」とかお願いしようとしたところで、「え〜っ!絶対恥ずかしいからやだやだやだもん!生で観た私の方が100倍かわいいよ!プンプン><」とか言われるに決まってるわけ。

要はそんな調子で所属事務所も関係者もいいように弄ばれてる。
(まじけしからんよ!あのババァかわいいよババァ!)
そして私たちに出来ることと言えば彼女の気まぐれで「来年もみんなでぜっ〜たい集まろうね☆」とか打ち上げ飲み会で約束してくれてるのを祈るぐらいである。

D


大真面目なふりをしたネタ記事に思われた方もうしわけない^^;
ただ直感のままに反射的に書いたので相当のアホさ。